銭湯を残す!手法はアパレル!? 笑門道温泉が手掛けるストーリー
お話を聞いた人
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わたる
株式会社ノックデザイン代表取締役(https://nock-design.com)
笑門道温泉 デザイナー担当
・好きな銭湯は大阪市西成区にある天水湯さん
・おすすめはサウナ前に高濃度炭酸泉で体の芯から暖める”炭酸ブースト”!
お話を聞いた人
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ふみひろ
笑門道温泉 ディレクション担当
・好きな銭湯は同じく西成区にあるあさひ湯さん
・入浴歴は20年越え
・西成区では珍しい露天風呂での外気浴で、下町の風を感じてみて!
お話を聞いた人
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れんたろう
笑門道温泉 クリエイティブ担当
・好きな銭湯は言わずもがな、西成区にある三星温泉さん
・西成で最も?熱いお湯なので温冷交互浴までできちゃう
・ガッツリ整い切りたい方におすすめ
ブランドを立ち上げたきっかけ
少し長くなりますが、熱く語らせてください。(笑)
我々、笑門道温泉は「銭湯を日常に」というコンセプトで、ものづくりや活動をしています。
昔は家に風呂がないので、みんなが銭湯に行く習慣がありました。
自分たちが育った西成という街にも、多くの銭湯が身近にあって、その名残で小学生の時にサッカー終わった後に「風呂(銭湯)行こや」という自然な流れ(習慣)がありました。
当時は小学生料金で150円くらいだったので親から300円貰い、残りの150円でアイスを買ったりコーヒー牛乳やフルーツオレなどのジュースを買ったりしてたなぁ。(笑)
その習慣は自分達が大人になっても当たり前に続いていて、飲みに行く前に風呂へ行ったり、嬉しいことや悩み事などの報告がある時の誘い文句としても「風呂(銭湯)行こや」というコミュニケーションが成り立つ環境に育ってきました。
それは、たまたま西成という街に多くの銭湯があり、銭湯が身近に感じることができる環境に生きてきて、その銭湯で友人たちとのコミュニケーションが成立するって「めっちゃいいことやん」と思い、それに今銭湯に行っていない人たちも「風呂(銭湯)行こや」が日常になれば、その人たちにも遊び(選択肢)が増えるなと思いました。
自分達には、その共通認識があって、今別に家に風呂があって、わざわざ銭湯に行かなくてもいいけど、風呂に行くことによって生まれる会話や発想が、この「風呂(銭湯)行こや」の文化から広がってほしいという思いがあります。
いきなり銭湯経営はできないが、何か銭湯の持つ魅力を伝えたいと思っていたところ、ワタル(デザイナー)がいて、フミヒロ(オシャレで大の服好きがいて)レンタロウ(何かを考えるのが好き)がいて、この3人でアパレルを通して銭湯の魅力を伝えようと始めたのが笑門道温泉です。
個性的な笑門道温泉のデザインのイメージソース
我々みたいに風呂に行くことが当たり前な人たちのおもしろいエピソードや銭湯の通な使い方をそのままデザインにしています。
我々の中でお風呂の良さを伝える人が銭湯師(先導師を捻ったネーミング)としてその人の銭湯エピソードを服にする。
その服を通してお風呂ってこんな楽しい入り方があるんやなどを知ってもらって、自分もお風呂屋に行こうかなというきっかけになれば嬉しいです。
私たちのゴールは銭湯師として1,000通りの銭湯にまつわるおもしろいエピソードをアパレル(デザイン)を通して作り伝えることです。
私たちが1,000個作る頃には、EMOND ONSENというブランドをきっかけに「お風呂最高っ」って言う人が1人でも増えているんじゃないかなと思っています。
EMOND ONSEN 〜笑門道温泉〜のブランドネームの由来と活動目的
まず私たちの活動目的は銭湯文化を広めることです。とにかく自分達は銭湯の良さをたくさんの人に伝えたいです。
ブランドネームは洋服をただ着るだけではなく服を通して幸福になって欲しい。と言う願いから幸福から連想させて「笑う門には福来る」自分達にとっての笑う門って銭湯で、笑う道の門に銭湯があれば最高やん!から、笑門道温泉に決めました。
実は他にも迷っていたブランドネームの候補
実際には何案かあり、悩みました。
元々は笑門道デザインという、デザイン会社でした。
笑門道デザイン話すと五時間は語れてまうなぁ(笑)
笑門道温泉の原点と今後の目標
簡単に話すと私(レンタロウ)とワタルの2人ではじめたデザイン会社です。立ち上げ当時話していたことは、世の中には原石(Diamod)が沢山溢れていて、でも魅力的で価値があるのに誰も知らず、埋もれてしまっているものを俺たちはデザインの力で世の中に広めるというコンセプトのもとスタートしました。
つまり、原石(Diamond)を輝かせたら人々の感動(Emotion)が動くその為に、原石を感動に持っていく為には、Beyondさせないといけない。それをアナリズムするとEMONDになります。EMONDにはそう言った意味も込められています。
今後、私たちは銭湯という原石をアパレルを通じて、おもしろさを伝えて人々のEmotionを動かしBeyondさせ銭湯文化の発展に繋げていきます。
Instagramにハッシュタグが付いていて、現在15人(取材時2022年11月時点)の銭湯師がいます。これを1000人の銭湯好きから話を聞いてデザインにすることが今の目標です。
一番最初に作ったのが、こちらのNo Towel No Saunaです。衛生面ももちろんのこと、よりサウナを気持ち良く、楽しみたかったら汗を拭くタオルはマストアイテムです。
他にも我々の全ての作品にはストーリーがあるのでぜひInstagramのアカウントより見に来てください。
それで風呂が好きになったら是非我々にInstagramのDM通して是非ご連絡下さい。
こんなお風呂屋さんありました。何で良いので、銭湯師としてのエピソードをご連絡頂ければ、我々で選択した上で、我々がアパレルを通してデザインするつもりでいます。
「あなたのお風呂の楽しいエピソードが次の銭湯師を生む」サイクルを作っていきたいですね。
これまでにコラボしてきた銭湯やイベント
今までコラボしてきたことは天水湯(大阪)と銀座湯(京都)さんの暖簾は我々がデザインしたものです。是非現地に足を運んで我々のデザインした暖簾をくぐりお風呂を楽しんでください。
他には銭湯協会が開催しているハルカスのイベントやタグボートなどでPOP UPを行いました。
イベントの参加経緯
こんなイベントあるからやってみない?かとお風呂業界の大御所の人が繋いでくれたりしています。
是非これを見た方で、お声掛けして頂けれる方がいれば、自分たちの活動の幅も広がるので嬉しいです。
※これまで手掛けてきたプロモーション写真
近年のサウナブームに伴い
加熱しつつある(サウナ・銭湯)カルチャー
これはいいよなぁ!(笑)
スーパー銭湯はスーパー銭湯の良さがあって、銭湯は銭湯の良さがある。
銭湯はより身近で、銭湯きっかけで行ったことのない土地に足を運んで欲しいですし、その地域の方から例えばですけど、この辺で美味しい店ありますか?など銭湯きっかけでその土地の良さを発見して欲しいです。
銭湯業界は苦しくて、そこに老若男女問わず人が来たらいいなと言うのが、銭湯業界の想いだと思っています。
今は新しい色んなコンセプトを持ったサウナ施設ができ、注目度も上がっていますが、そこに行った人で、まだ銭湯を体験してない人は、ぜひ銭湯の良さを味わって欲しいですし、入口はどこであれ、ブームが盛り上がっていることはめちゃくちゃ嬉しいです!!
ブームからカルチャーになる為に我々も銭湯業界も頑張っていきたいと思っております。
これまでの活動を通して
実際にお客様から寄せられている声
リアルイベントで来て頂いたお客さんから、オススメの銭湯ありますか?であったり、教えて頂いたあの銭湯行きました。
最高すぎてリピートしてます。
など銭湯トークができるのはリアルイベントならではの楽しみだと思っております。
他にもこのタオルってサウナマットのオレンジですよね。「めっちゃツボです」とかデザインを褒められるのも嬉しいですね。
今後注力したいこと、
または予定されているイベント
我々でいろいろな構想があるので、実現に向けて、これから色々と仕掛けて行きたいと思っています。
各イベント情報はSNSで更新していますので、ぜひフォローをして私達の活動を応援して頂きたいです。
(下記概要にリンク掲載しています。)
「EMONDO ONSEN~笑門道温泉~」
クルーが描く「未来に残したい大阪」のシーンとは
未来に残したい大阪というところで言うと、今の小中学生が、銭湯に行く習慣があることと、そこでいろんな人コミュニケーションを取っている光景は、我々が未来に残したい大阪の絵(風景)が理想です。
最後まで閲覧してくれた方に向けてメッセージ
銭湯をまだ知らない若者たちよ
俺たちの銭湯ストーリーを見て銭湯へ
多分人生を豊かにできる。
いや、確実に。
いつか銭湯で会いましょう。
そんな西成出身の3人が仕掛ける
笑門道温泉〜EMOND ONSEN〜の概要欄はこちら↓
https://instagram.com/emond_onsen?igshid=YmMyMTA2M2Y=
https://twitter.com/emond_onsen?s=21&t=RPkYNnobdQDg94jlu0854Q
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